高齢者に多い「転倒」を
体操で予防しましょう!
体操で予防しましょう!
転倒してケガをすることは、なるべく避けたいものです。
そこで、転倒を予防するための「転倒予防体操」についてご紹介していきます。
転倒予防体操を受ける方によくある症状
-
段差でよく
つまずく -
年齢に伴い
何もない場所で
つまずき
やすくなった -
転倒しないか
不安である -
加齢によって
足腰が弱っている
なぜ高齢者は転倒しやすいのでしょうか?
日常生活において、不注意で何かにつまずいてしまうことは誰にでもあります。
しかし、年齢を重ねるごとに注意をしていても段差や何もない場所でもつまずきやすくなってしまいます。
なぜ中高年や高齢者になるとつまずいて転倒してしまいやすくなるのでしょうか?
【転倒しやすくなる原因】
●筋力の低下
加齢と共に筋肉は衰えていき、運動不足にも陥ります。
そうすると、筋力が低下していきます。
筋力が低下すれば、急に身体のバランスを崩した時に筋肉で支えることができず、転倒してしまうことが増えてしいます。
●バランス能力の低下
私たちは自然と身体のバランスが保てるようになっていますが、足の感覚から反射的に平衡感覚を読み取って関節を動かしているからこそバランスが取れるようになっています。
しかし、加齢に伴い平衡感覚を読み取る力は弱くなり、関節の可動域や瞬発力も低下します。
そのため、少しの段差や何もない場所でもバランスを取ることができずに転倒してしまうことがあります。
●姿勢の悪さ
高齢者の場合、筋力の低下や関節の可動域の制限により腰や足、股関節などが曲がった状態の姿勢になりやすいです。
そうすると、重心が後ろ側にかかりやすくなるためバランスが不安定になり、転倒しやすくなります。
【転倒によって起こるリスク】
●打撲や捻挫、骨折などのケガ
転倒しても、若い方であれば瞬発力で身体を守る体勢を取ることができるため、ケガの重症度も軽減できることが多いです。
しかし、年齢を重ねるごとに筋力低下や関節の可動域の制限などにより、転倒する際に身体を瞬時には動かせなくなります。
そのため、打撲や捻挫、骨折といった負傷を起こすリスクが高まります。
●寝たきりになる
高齢者になると負傷の回復に時間がかかります。
骨折をすればベッドで寝ている時間が長くなり、さらに寝たきりの体勢が続くことで身体が硬くなるため、より身体が動かしにくくなるという悪循環にも陥りやすくなります。
転倒予防体操は不調の解消にもつながります
高齢になると転倒するリスクは高くなり、転倒による負傷から寝たきりになってしまうケースも少なくありません。
こうした状況にならないためにも、転倒予防体操で転倒しにくい身体を作っていきましょう。
転倒予防体操には転倒予防以外にも多くのメリットがあります。
【転倒予防体操とは】
転倒予防体操とは、転倒の原因となる筋肉や関節の柔軟性を高める体操です。
また、転倒を予防するためにバランス感覚を鍛える目的も含まれています。
ストレッチによって筋肉や関節の柔軟性を高め、足の筋力を保てるような体操内容になっています。
ストレッチを行う際には、無理のないように動かすことが大切です。
痛みが強い場合や動かしにくい場合には、無理せずに徐々に慣らしていくようにしましょう。
【転倒予防体操によって期待できる効果】
● 慢性的な痛み、動かしにくさの改善
運動不足や加齢によって筋肉や関節の柔軟性が低下すれば、筋肉や関節は硬くなっていきます。
そうすると、可動域が制限されるようになってきます。
また、硬くなった筋肉は日常的な動作や姿勢で負荷が蓄積されて疲労を起こし、腰痛や肩こりなど慢性的な痛みを生じさせる原因になります。
転倒予防体操によって筋肉や関節の柔軟性が高まれば、慢性的な腰痛や肩こりなどの痛みの改善や、股関節や腕などの動かしにくさの解消が期待できます。
●姿勢の改善
長時間同じ姿勢を続けるようなことが日常的に多ければ、その姿勢で筋肉が固まってしまうようになります。
そうすると、猫背姿勢や高齢者によくある腰や膝関節が屈曲した姿勢が日常的に身に付いてしまいます。
転倒予防体操で日常的に硬くなった筋肉をほぐし、筋力を取り戻すことで姿勢の改善も期待できます。
●体質の改善
転倒予防体操によって硬くなっていた筋肉がほぐされれば、血行も促進されるようになります。
血行不良によって冷えやむくみ、代謝の低下などの症状が出ていた場合、血行促進によって体質の改善にもつながります。
高柳はぎわら接骨院【転倒予防体操】
当院では高齢者向けの誰でも出来る転倒予防体操をご紹介しています。
筋力の低下や関節拘縮(関節が硬くなって動きにくくなること)は誰にでも起こります。
その結果、わずかな段差でつまずき、転倒してしまいケガをします。
骨粗鬆症なども重なって骨折してしまう方もいます。
転倒予防体操は、椅子に座りながら出来る運動や、手すりなどにつかまりながら出来る体操になりますので、足腰が弱ってきたと感じる方にもおすすめです。
この体操を行うことにより、筋力が強くなり、足が上がりやすくなります。
また、段差につまずくこともなくなり、ケガの予防につながります。
年齢に関係なく身体がスムーズに動かせるようになる効果が期待できます。
簡単で続けやすい体操ですので、ぜひ体験してみていただきたいと思います。
よくある質問 FAQ
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- 難しくありませんか?
- 誰にでも出来る簡単な体操です。
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- 腰やひざが痛くなりませんか?
- ひざや腰に負担がかからないような体操ですので、痛くなりにくい内容です。
初めは筋肉痛のような状態になることもあるかもしれませんが、慣れてくると筋肉痛も出づらくなると考えられます。
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- どのくらいの頻度で行えばよいですか?
- ご自宅でもできるので、1日15分程度、なるべく毎日行うことが大切です。
著者 Writer
- 院長:萩原 徹(はぎわら とおる)
- 1986年2月14日生まれ
血液型:A型
出身:千葉県柏市
趣味:読書、格闘技観戦